講師ではなく画家としての絵
前回のブログで、『「次回のブログは紫陽花の描き方」に続き、「すそおろし技法」→「すそぼかし技法」を紹介」』と書きましたが、説明用の画像に遅れが生じたため、たまには講師としてではなく画家としての作品紹介を挟みます。
今回は女性ばかりですが、これからは老若男女作っていきます。
これらはまだキャラクターイメージ作りの段階ですが、エスキース(※1↓)ではなく“作品”としての完成度に仕上げています。
これらを登場人物として、葛飾区立石を背景に、物語性のある絵に重ねていきます。
大作『現代の妖怪百鬼夜行』にも100体登場させる予定です。
※1)エスキースとは
エスキース(仏: esquisse)とはスケッチのことであるが、語源的には、「下絵」を指す。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エスキースについては以下、過去のブログで詳細を説明しています↓↓↓
https://tokyo-kaiga.com/blog/20221029-1571/
https://tokyo-kaiga.com/blog/20221103-1572/
https://tokyo-kaiga.com/blog/20221104-1577/
https://tokyo-kaiga.com/blog/20221105-1598/
https://tokyo-kaiga.com/blog/20221106-1616/
https://tokyo-kaiga.com/blog/20221112-1647/
『のどしめし』
オリジナルの妖怪です。葛飾区立石は「呑んべえさん」が多いので翌日は喉がカラカラ。絵ではジュースを漁る姿ですが休日なら皆さんあらかた「迎え酒」をしているようです。
『河童』
「河童さんも、たまには温かい銭湯に入りたかろう」
棲家の川辺から銭湯へ向かう姿です。
上半身裸ですが、なるべくこの子が恥ずかしがらないように、最も大事な皿は隠してあげました。
「OPEN」の文字も、そのまま描いては面白くないのでNを反転させ、ドットを入れてみました。
『亀姫』
会津の猪苗代城に住む妖怪です。新城主が亀姫に謁見しないとその城主に不幸が訪れるという本来は恐ろしい妖怪ですが、城に引きこもっていますので缶詰ばかり食べています。ソファーを亀甲模様にしてあげました。
『AKANAME』
昔の風呂桶は木製で日当たりの悪い場所にあったため、まめに洗わないとぬめりが発生します。あかなめさんは人畜無害ですが、来ていただくことがあまり気持ちのいいものでは無いため、「あかなめさんがくるぞ!」と言われる前に綺麗にして垢を溜めないようにする、いわば、教訓的な妖怪です。
舌のデザインは、ヒンズー教の女神カーリーをモデルにデザインしました。
『小袖の手』
着物に取り付く妖怪です。不幸な妖怪ですが、絵の中で活動を楽しんでいただきます。お仲間は先に服に入り仕事の準備をしていますが、この子は寝坊をしたんでしょうね、慌てて着替えています。
右側のお仲間たちの手は浮世絵を参考にしています。
『樹木子(じゅぼっこ)』
人間の血を大量に吸い込んだ木が妖怪化しました。
あまり人が通らない古戦場に生えているため、「今日も全然人が通らないなぁ〜」とひたすら待っています。
赤血球が漏れて浮かんでいます。
そろそろ男性を描きたい。
例えば『豆腐小僧』を長身にして、ボルサリーノを被らせて、アルマーニのスーツを着用させて、豆腐を片手に立石の仲見世商店街を歩かせてみようかな。
今は令和ですから、垢抜けた妖怪にすることを心がけています😊
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