一点透視図法の水彩

query_builder 2023/10/09
ブログ
丸の内仲通り

前回のブログ
https://tokyo-kaiga.com/blog/20231007-2093/

で、


「このデッサンはトーンやカラーを入れる前の段階で、鉛筆デッサンと透明水彩のどちらでも仕上げられるものです。」

という説明がありましたが、前回は鉛筆デッサンでしたので今回は透明水彩で仕上げた絵を紹介します。


↓下の画像は、
モチーフ写真(丸の内オフィス街)、
形の線(透明水彩どちらでも可能な状態)、
鉛筆デッサンです。

丸の内画像
ペン画
鉛筆画
鉛筆で描く

↑形の線のデッサンが2枚ありますが、水彩バージョンはピグマペンを併用しています。
鉛筆100パーセントの透明水彩がオーソドックスですが、自然物は鉛筆、人工物はペンで描くという例も見せる必要があるためです。



こちらの透明水彩の手順ですが、まずは影の色を選んだのち、明暗を色の濃淡で描き入れ、モノクロ写真のように仕上げます。
その後、固有色(そのものが持つ色)を重ねていきます。
これを、グリザイユ技法と言います。

グリザイユ技法は以下のブログでも紹介しています↓
https://tokyo-kaiga.com/blog/20210718224049-924/

https://tokyo-kaiga.com/blog/20220831222820-1286/



●影の色は基本的には青系です。

・インディゴブルー
・プルシアンブルー
・ペインズグレー
・ウルトラマリンブルー

などです。スカイブルーでも可能ですが、明度が高いのでモチーフにより合わないものがあります。

ウルトラマリン系は彩度が高いので、植物のグリーン、真夏の晴天、南国の風景がおすすめです。
プルシアンブルーもやや彩度が高いのでこちらも合います。


●青が関った色も使えます。

・バイオレット(レッド+ブルー)
・クリムソンレーキ(レッド+バイオレット)
・ビリジャン(やや青みの入った暗いグリーン)

クリムソンレーキ系はトマトやリンゴなどの赤いものに合います。


●ブルーではありませんが、例外として夕景などに合うセピアや、紅葉に合うブラウンなどの赤茶系も影の色の候補です。


●表現したい画面に合わせて上記の影の色を自由に選択してください。
迷ったら、万能なインディゴブルーやペインズグレーを使用してください。

また、混色をしても構いません。

・インディゴブルー+セピア
・インディゴブルー+ブラック(ペインズグレーのような色になります)
・セピア+ブラック
・ウルトラマリン+バイオレット

・インディゴブルー+バイオレット
・セピア+ウルトラマリンブルー

・インディゴブルー+ウルトラマリンブルー
・セピア+バイオレット

など他にも組み合わせが多くあります。上記の2色の比率を変えることで、様々な色が生まれます。


トップ画像の作品は、葉(グリーン)が多いので、ウルトラマリンにほんの少しインディゴを混色しています。



同じモチーフでも影の色によって絵の雰囲気がかなり変化します。
これも絵の世界の面白いところです。
教室でもよく使う言葉ですが、『写真を(漠然と)描くのではなく、“絵”を描く』です。

様々な影の色を試してみてください😀

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