二点透視図法(鳥房)
前回のブログ
https://tokyo-kaiga.com/blog/20231010-2107/
では、図による二点透視の法則を説明しました。
今回も同じテーマです。
モチーフは、教室のある立石の名店『鳥房』です。
飲兵衛の聖地、葛飾区立石の再開発により次々と名店が潰されていきます。
無くなる前に描いておこうと思いました。
この店は鶏の半身の素揚げが名物で、骨まで柔らかいです。
価格はグラムで決まります。
他の場所で営業再開となりますが、昭和の懐かしい佇まいは残念ながら期待できないでしょう。美味しいので、今後新店舗を発見したら店内でビールと一緒にどうぞ🐓
二点透視図法は前回のブログでも書きましたが、法則の説明は以下です↓
●二点透視図法は主に箱型の人工物を、正面ではなく斜めから見た時に活用します。
●対象を正面から見たときの水平のものを、視線を変えて“斜めから見ると” 左右二つの消失点(V.P=ヴァニッシングポイント)へ向かいます。
●二つのV.Pは、写真を撮る人の眼の高さ(アイレベル)上にあります。
・右に向いている人工物の側面にある水平線は、右のV.Pへ向かって狭くなります。
・左に向いている人工物の側面にある水平線は、左のV.Pへ向かって狭くなります。
↑10/9のブログ
https://tokyo-kaiga.com/blog/20231009-2106/
でも紹介したグリザイユ技法で描かれています。
まずは影の色を選んだのち、明暗を色の濃淡で描き入れ、モノクロ写真のように仕上げます。
↑その後、固有色(そのものが持つ色)を重ねていきます。
これを、グリザイユ技法と言います。
二点透視図法は通常初心者コースのデッサン課題ですが、自由制作コース向けに水彩で仕上げました。形どり、着彩ともに難しく、描いている皆さんの眉毛が8時20分の形になっていたのでボツ課題となりました😅
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