二点透視図法
前回までは透視図法の描き方として一点透視図法を紹介しました。
https://tokyo-kaiga.com/blog/20231009-2106/
今回は二点透視図法です。
一点透視図法と二点透視図法の違いを説明したいのが今回のブロブです。
文言が堅く、なんだか建築士によるレクチャーのような内容ですが、絵の世界の中でも知っておくと役立つものです😀
一点透視図法の場合も建物のような人工物に活用できますが、二点透視図法も原則は同じです。
透視線で、パースの法則に影響するところが共通しています。
描きたい対象が同じく建物のような人工物に有効な一点透視と二点透視の違いというものは何か?↓
↑この図の文字が手書きのアナログですみませんが、改めてここに上図の文を以下に書きます。
●二点透視図法は、主に箱型の人工物を、正面ではなく斜めから見たときに活用します。
●対象を正面から見たときの水平のものは 、図のように視線を変えて“斜めから見ると” 左右二つの消失点(V.P=ヴァニッシングポイント)へ向かいます。
●二つのV.Pは、写真を撮る人の眼の高さ(アイレベル)上にあります。
上図の画像で言うと、電話ボックス、建物の壁面などの対象物の、
・右に向いている人工物の側面にある水平線は、右のV.Pへ向かって狭くなります。
・左に向いている人工物の側面にある水平線は、左のV.Pへ向かって狭くなります。
となります。
正確に整備されたタイルなどの地面も透視図法が活用できます。
今回はここまで。
次回以降は、難しすぎてボツになった画題も含め、応用課題を紹介します☺️
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