【東京/大人の絵画教室】生徒募集中
《商人たちの到着》1905年/麻布/テンペラ/92.5×135.0cm
今日のブログは1/28に予告した内容です。
トップ画像の作者、ワリシー・カンディンスキー(1866〜1944)は幾何学模様の抽象画家として有名ですが、スタートは具象絵画でした。
↑カンディンスキーの抽象画です。
カンディンスキーについては11/13のブログhttps://tokyo-kaiga.com/blog/20221113-1655/で紹介しています。
トップ画像の作品は、ベースに黒色を敷いてからモチーフの固有色を重ねていますが、輪郭線を引くのではなく、物の色面で黒を締め出しながら線のように残すという表現方法です。
ちなみにカンディンスキーによれば、下地に黒を使う理由として「黒にくらべれば、他のどんな色も、最も弱い響きしかもっていない色でさえも、ずっと強く、はるかに明確な響きをもっている」からだそうです。
色彩の明確な響き合いを見せるための黒ということになります。
1/28のブログhttps://tokyo-kaiga.com/blog/20230128-1986/で紹介した生徒さんの作品は、カンディンスキーの表現方法で描かれています。
この表現方法は授業でも教えています。
カンディンスキーはトップ画像の画風では、紙にはガッシュ(不透明水彩。ポスターカラーに類似)、麻布にはテンペラ(顔料の固着材として鶏卵を用いる)を利用していますが、教室ではアクリル絵具を使用します。
まずは《商人たちの到着》の模写から始まり、応用で写真素材を使用して描きました。
次回はこの授業内容を紹介します👨🎨
平賀太朗
〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕
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