【東京/大人の絵画教室】生徒募集中
トップ画像は11/24のブログ
https://tokyo-kaiga.com/blog/20221124-1758/で紹介した生徒さん作品で、モチーフは岡山県高梁(たかはし)市にある吹屋ふるさと村です。メールの添付画像で送られてきました。
連作ですが、前作とは画材と構図が違います。
画材は透明水彩からアクリルガッシュ(※1)に変え、構図は下方まで延長させています。
(※1)アクリルは水性ですが、乾燥後は耐水性になります。
アクリルガッシュも同様ですが、アクリルとの違いは不透明絵具です。
また、前回の反省点を踏まえて描かれています。
前回の文章は以下です↓
『主役をより効果的に見せるために、右側の暗い色と木のグリーンを淡くするとさらに良くなりますが、透明水彩は、乾いてしまったら淡くできないのが弱点です。
本作をエスキースにして、違う構図でリトライしても良いですね☺️』
↑前回の作品
前回主役にしていた上部の赤い屋根を、今回はトーンを下げ、中央左の密集した場所を主役としています。
赤、朱、白の彩度、明度を上げて、脇役はあくまでも控えめにその役割を果たしています。中央右のグリーンもでしゃばらずに添えられています。
屋根も全て朱色が関わっていますが、その全ての図形に同じ色がありません。
暗部も単なる黒ではなく、なにかしらの存在を感じさせる色のムラが見るものを飽きさせません。
暗部以外は白が混色されていて、そのパステル調の効果が風景を落ち着かせ、気持ちを和らげてくれています。
上級者の絵だということがよく伝わる一枚ですね☺️
各図形の輪郭線は、線を引くのではなく、輪郭線となる暗い色を締め出す方法で描かれています。
次回、その表現方法をブログで紹介します😀
平賀太朗
〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕
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