【デッサンのコツ】自分に合った描き方を見つける!「樹木表現」3つのアプローチ
皆様、こんにちは。「平賀美術倶楽部」の平賀です。
前回のブログでは、久里浜のペリー公園の樹木をテーマに「最も単純で要領の良い五角形の袋に入れて捉える」方法を解説しました。
👇【前回の記事】
https://tokyo-kaiga.com/blog/20230204-2028/
今回はその一歩先へ進み、『自分に合った好みの表現方法を見つける』というテーマでお届けします!
基礎を学ぶ段階では講師の絵を模倣することも大切ですが、描く人の「持ち味」や「好み」によって、しっくりくる描き方は一人ひとり異なります。
今回は、同じ「ペリー公園の木」を題材にした3つのアプローチ(表現パターン)をご紹介します。
1. 標準表現(基本のオーソドックスデッサン)
前回ご紹介した、最もオーソドックスなデッサン表現です。 全体のバランスを取りながら、葉から描き進め、鉛筆の軸を回しながら葉のギザギザとした質感や斜線による陰影(トーン)を作り上げていきます。
2. 表現例A:図形的に省略するスタイル(イラスト・デザイン向け)
複雑な樹木の形を、幾何学的な図形(袋状)へとシンプルに省略した表現スタイルです。イラストやグラフィックデザインなどでも用いられます。
* 特徴: 葉の細かい凹凸は思い切って無視!
* 手順: 葉の塊を大まかにグループ分けし、斜線の密度(3段階の明暗)でシンプルかつ立体的に表現します。
3. 表現例B:点描によるアプローチ(繊細・やや写実的)
細やかな「点描」のタッチを積み重ねていく表現スタイルです。
* 特徴: 繊細で柔らかい空気感が生まれ、写実的な表現に近づきます。葉が落ちて少なくなった冬の木々などを描く際にも非常に有効です。
* 手順: 太めの鉛筆を使い、光と影の明暗を細かく観察しながら、筆圧の強弱(3段階)をコントロールして仕上げていきます。
💡「超写実」と「学び舎」としての想い
ちなみに、私自身が「講師としての絵」ではなく「一人の画家としての作品」を描くときは、とことん描き込む「超写実」のスタイルをとります。
しかし、超写実は高度な集中力と膨大な時間を要するため、描く人によっては強いストレスを感じてしまいます。そのため、教室で皆様にお見せするテキストやお手本は、“誰もが再現でき、描く楽しさを実感できる表現”であることを大切にしています。
もちろん、「超写実をとことん追求したい!」という生徒様には個別でじっくり実演指導を行っていますのでご安心くださいね。
おわりに
デッサンの基礎段階では、本日ご紹介した3つのアプローチ(標準・省略・点描)を体験してみるだけで十分です!
何枚か描き続けていくうちに、「自分はこの描き方が一番心地いいな」「このタッチが好きだな」という自分らしい表現(持ち味)が必ず見つかります。私も普段の授業から皆様の個性をしっかり観察していますので、焦らず楽しく描いていきましょう!
次回は、これらの表現をベースに『木の特徴を観察して描き分ける』というテーマをお届けします🌿どうぞお楽しみに!
平賀美術倶楽部 平賀太朗
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