【デッサンのコツ】樹木と風景を描く――「ペリー公園の木」を五角形の袋で攻略するステップ

query_builder 2023/02/04
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ペリー公園

皆様、こんにちは。「平賀美術倶楽部」の平賀です。前回のフルーツに引き続き、今回も自然物(不定形)の形を正しく捉える基礎技法『最も単純で要領の良い形の袋に入れる』の応用編をお届けします。

👇【前回の記事】

https://tokyo-kaiga.com/blog/20230202-2010/


形の捉え方

今回のモチーフは「木(樹木)」です。
先日、家から車ですぐの場所にある久里浜の「ペリー公園」へ子供を遊びに連れて行った際、「これは素晴らしい教材になる!」と思って撮影した一枚です(実は田舎でも、教材としてちょうど良い形の木ってなかなか見つからないものなんです!)。

木のデッサン

主役の木: 中央の大きな木を、まずは「大きな五角形」の袋で捉えます(多少の凹凸は無視します)。角が6個・7個と増えると複雑になりすぎるため、シンプルに捉えるのがコツです。

木の水彩

周囲の木・影・地面: 主役の五角形が決まったら、周囲の木々や影などを外側へ足しながら全体の配置(部屋割り)をバランスよく広げていきます。


※樹木のような自然物は、多少形がズレても違和感が出にくいのがメリットです。「自分が後から描き進められる程度の目安」として、疲れない範囲で気楽に下書き(H鉛筆)を入れましょう!




2. 失敗しない下描き&部屋塗りの4ステップ


①大きな袋(H鉛筆): 主役の五角形を描き、全体の高さや幅を整えます。配置や大きさを変更したい場合は、「線の少ない初期段階」で修正することがストレスを溜めないコツです!



②分割(部屋割り): 大 ➔ 中 ➔ 小 ➔ 極小 へと、順に塊を細かく分けていきます。



③調整: 4B鉛筆で描き進める際のガイドとなるよう、やや具体的な形やラインを描き入れます。



④準備(練りゴム): ガイド線が整ったら、補助線を消し、濃い下書き線を練りゴムで優しくなでて薄く落とします。




3. 仕上げ:葉の質感と光影を生む「鉛筆回し」のテクニック

練りゴムで下線を整えたら、いよいよ4B鉛筆で仕上げていきます!

鉛筆画

💡「木」を描くときの重要なプロハック!

* 「枝」ではなく「葉」から描く!

枝から先に描いてしまうと、その手前に茂っている「葉の塊」を描き入れるスペースが無くなってしまいます。「手前の葉から描き始め、枝は後から葉の隙間に足していく」のがデッサンの基本です(途中で位置を見失いそうになったら、目安として幹や枝をうっすら描き足すのはOKです)。



* 鉛筆の軸を「くるくる回す」!


葉のリアルな質感を描く際は、鉛筆の軸を指で回しながら描くことで、芯の当たり具合が変わり、自然な葉のギザギザ模様が生まれます。



* 斜線の密度で明暗を作る:


斜線の引き方や筆圧の強弱を変えることで、木陰の深みや立体感を表現します。



* 絵づくり(再配置):


写真右上にある手前の木は、画面のバランスを整えるため、手前左側の地面の影に添うように位置を少し移動させて絵づくり(再構図)を行っています。



おわりに

樹木や風景画は一見複雑に見えますが、

1. 主役を「シンプルな多角形(五角形など)」で捉える



2. 手前の「葉」から描き、枝は後から隙間に足す



3. 鉛筆を回して自然な葉のタッチを作る



という手順さえ知っておけば、どんな自然風景も恐れずに描くことができるようになります!

今回の完成作はオーソドックスなデッサン表現ですが、次回はさらに異なる表現方法(バリエーション)をご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!

平賀美術倶楽部  平賀太朗

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