【東京/大人の絵画教室】タッチの練習

query_builder 2022/12/03
ブログ
絵の練習

11/27のブログhttps://tokyo-kaiga.com/blog/20221127-1783/で、
「先日教室で、手数を減らす練習方法を実演指導しましたので」と書きましたが、今回はその練習方法を簡単に説明します。

画像のテキストの内容は以下です↓

①一発で決める線(上段)
②長い線の引き方(中段)
③色を重ねる回数(上段)


①一発で決める線

×の悪い例ですが、例えば葉の輪郭は主に2〜3本の曲線を用います。1本の曲線の中でも短く繋ぎ合わせるような線は、やや迷いながら恐々と引いているように見えてしまいます。
実際に、そのような心持ちで線を引いています。


形を担う1本の線が、一発で、ひとふでで描けていれば、線が曲がっていても構いません。むしろ格好良いです。
下書きの線がある場合とない場合どちらの状況でも、ずれたり修正が必要と感じたら、消して描き直すか、消さずに二重線にしてもOKです。

写真資料から様々な葉を選んで、一枚ずつ描いてみましょう。



②長い線の引き方

A,Bの短い線は、指先や手首の関節を動かしながら描いています。

Cの長い線は、指と手首を動かしません。ギブスをはめるような意識で、指と手首の関節を固定して肘でリードしながら引きます。
それでも上手く引けない場合は、息を止めるか、ゆっくり吐きながら線を引いてみてください。



③色を重ねる回数

練習も兼ねて大量にある葉や花の絵を描いてもよいのですが、短い時間で気楽にかける練習方法です。
※マーガレットの淡いピンクがざらざらしていますが、原画は1回のタッチで描かれています。スキャン画像のため、淡いトーンは飛んでしまいます😅

練習はなるべく楽しみながら繰り返したいものです。
写真情報のすべてを捉えるのではなく、ストレス軽減策として、例えば花なら花弁数枚を選んで、『筆使い』と『濃度』の練習をします。
水彩の場合は乾燥が影響しますので、下の色が『乾かないうちに滲ませる』『乾かしてから重ねる』など、必要に応じてテーマの一つ一つを確認しながら練習をしましょう。


色を重ねる回数ですが、淡彩画では、遠景や外側が1回、中景が2回、主役や近景を3回程度に抑えると美しい仕上がりになります。
油彩画のように重くしたい場合には3回以上重ねてもよいです。

次回、その例となる作品を紹介します。


ちなみに、あとからいくらでも修正が可能なアクリル画や油彩画などを経験すると、透明水彩でも気おくれする事なく描けるようになるケースがあります。
透明水彩画だけを続けたいかたでも、筆使いを鍛えるためには有効です☺️


平賀太朗

〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕

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