自分だけの色「Kブルー」が輝く30号の大作
激務ながらも充実した日々を過ごしております!
久々のブログ更新となる今回は、**「平賀美術倶楽部」**の生徒さんの作品紹介です。
圧巻の30号!教室に広がる大作
今回ご紹介するのは、K夫人のアクリル画。なんと**30号(910mm×727mm)**という大作です!
グループ展を控え、ご自宅で描かれた作品に仕上げの指導を受けるため、木枠から外したキャンバスを大切に巻いて持参され、教室で大きく広げて加筆を行いました。
自分の色「Kブルー」の確立
Kさんの作品は、何といってもこの色彩が美しい。
彼女はどの作品にも、決まってこの独特なブルーを使用されています。他の生徒さんからも**「Kブルー」**と呼ばれるほど、彼女を象徴する色になっています🟦
“自分らしさ”を絵に表現するためには、自分の色を発見し、定着させることも非常に大切です。
例えば私の場合、画家としてのテーマは「妖怪(=人の個性)」ですが、浮世絵のように陰影に頼らないフラットな塗りと線描を用い、必ずと言っていいほど「蛍光ピンク系」をアクセントに入れます。
(※HP内のギャラリーコーナーに数点掲載していますので、よろしければご覧ください)
Kさんの場合は、この**Kブルー(アイスグリーン)**こそがアイデンティティ。「あ、この作品はKさんだ!」とひと目で伝わる強さを持っています。
計算された色彩設計
色の相性も実に見事です。
ブルーとレッドの間に、あえてオレンジを挟む工夫が凝らされています。
ブルーの補色(反対色) ⇄ オレンジ
オレンジの同系色 ⇄ レッド
🟦 ⇄ 🟧 ⇄ 🟥
色彩の基本をしっかりと守ることで、画面全体に心地よいリズムと輝きが生まれています👍
「筆致」という宝物を守る
技術面でのアドバイスも少しご紹介します。
ご本人は「写実的に、細密に描けない」と仰ることがありますが、私はあえて**「写実に頼らない」「細密にするのは一部だけ」**とお伝えしています。
Kさんの魅力は、勢いのある揺るぎない筆致(タッチ)です。
この宝物のようなタッチを消してしまわないよう、筆をあえて長く持ち、自由で大胆な筆使いを活かしてもらっています。その上で「美は細部に宿る」の言葉通り、ポイントとなる部分だけ筆を短く持って引き締める。
この「動」と「静」のバランスが、作品に命を吹き込みます。
共に学び、響き合う絵画教室
私の教室では、初心者コースも自由制作コースも同じ空間で学んでいますが、Kさんの絵もまた、周囲の生徒さんに多くの刺激と学びを与えてくれる大切な存在です。
先日、展覧会場でプロの画家に**「素晴らしい!完璧だ!」**と絶賛されたとのこと。
指導させていただいている身として、これほど幸せなことはありません。
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