【東京/大人の絵画教室】生徒募集中
今日のブログのテーマは、『絵に透視図法を活かす』です。
透視図法は建物などの人工物に利用します。
例えば雪山の中に山小屋があるなど、描きたい対象の中に人工物が入り込むようなモチーフは多くあります。
一枚の画面の中で、自然の風景は素晴らしい仕上がりなのに、たった1箇所の小さい建物の角度の誤りで全体の出来をマイナスにしてしまうケースがよくあります。
「自然物は得意でも人工物は苦手」という生徒さんにとっては、人工物は厄介な存在です。
そこで、この『透視図法』を知っていると、「苦手」が「得意」に、、、、はならないかもしれませんが、30分後に倒壊するような建物にはなりません。
『透視図法』についての説明は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用しました↓
『ヒトは絵や画像といった2次元平面から空間の奥行きを感じられる。視覚芸術において、本来空間が存在しない2次元平面に空間を感じさせるすなわち遠近感をもたらす手法が遠近法である。透視図法(英: perspective drawing)、別名線遠近法(英: Linear Perspective)はその代表的な一種であり、しばしば遠近法とも呼ばれる。透視図法によって描かれた図のことを透視図という。英語では「遠近法」「透視図法」「透視図」などを総称して perspective(パースペクティブ)といい、日本では遠近法、透視図のことをパースと称することが多い。(例:「建築パース」「パースがきつい」など)
透視図法では「ヒトの目には奥へ伸びる平行線が一点へ収束して映る(透視投影が起きている)」ことに起因するヒトの奥行知覚を利用し、収束する平行線を描くことで遠近感をおこさせる。平行線が奥へ行くにつれ幅が短くなるため、透視図法を用いた視覚芸術では「同じ大きさの物でも視点から遠いほど小さい」「同じ長さでも視点との角度により長さが異なる(短縮法)」といった特徴が現れる。』
↑説明を読んでも「なんのこっちゃ?」ですよね。
名画の例を見てみましょう↓
↑《最後の晩餐》レオナルド・ダ・ヴィンチ/テンペラ 壁画/420x910cm/1497年/サンタ・マリア・デッレ・グラツイエ修道院食堂所蔵
実地で見た場合、正対する壁面や天井の“水平”は、視点(顔の向き)を変えるとその平行線が、ある一点へと収束していきます。
画面は2Dですが、3Dに見せるためにそれを絵に活用していきます。
随分昔に聞いた話ですが、修道院の中で展示されている『最後の晩餐』はキリストの顔に透視線が集まっていますが、視点の高さによってはそのパースの角度も修道院の室内パースに合わせて続いているのだとか😅tensai
現地で確かめたいが、すぐには難しい💦
高い位置に展示されているのでドローンで撮影してくれないかな🚁
これ以上書くと皆さん頭が痛くなりそうなので、今回はここまでです。
「なんとなく理解した」でいいです。
次回、図を用いてなるべくわかりやすくブログで説明します。
平賀太朗
〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕
NEW
-
query_builder 2024/07/31
-
平賀流、絵の価格の決め方
query_builder 2024/07/01 -
講師ではなく画家としての絵2
query_builder 2024/06/09 -
講師ではなく画家としての絵
query_builder 2024/06/08 -
クレア2024年夏号掲載
query_builder 2024/06/07