【東京/大人の絵画教室】金魚
昨日のブログの続きです。
昨日紹介した箱根宮ノ下のカフェ・ド・モトナミには私の立体作品があります。
平面作品で金魚をモチーフにしばらく描いていましたが、日本画の画家が描くような、美しいと言われているスマートな鯉や金魚に興味がなく、おブスちゃんの出目金や水泡眼、蘭鋳(らんちゅう)などの種を好んで描いていました。
宮ノ下にある蘭鋳は、立体としては初めての作品です。
まず、鋳型のための原型を作ります。
原型は油粘土でもよかったのですが、紙粘土『天使のねんど』を使用しました。
この粘土は子供用ですが、大人も楽しめます。発泡スチロールのように軽く、マシュマロのような感触の紙粘土で、きめが細かく、制作中も乾燥後もひび割れを起こすことがほとんどありません。
この原型で鋳型を作り、鋳造します。
出来上がったものに金属用のプライマー(下地剤)を塗ってからアクリル絵具で着彩します。
最後にコーティングを施して完成です↓
この蘭鋳作品はもう一つあります。
昨日のブログにも書きましたが、「宮ノ下ルネッサンスの先駆者」と言われている元波さんのアイデアで、町に野外彫刻作品を置こうという企画がありました。
ありがたいことに、私の作品も選ばれました。
↑トップ画像の宮ノ下駅前の案内看板で泳いでいます。
↑箱根山椒魚です。
うわっ!汚れていますね、、コーティングしてあるから水拭きで落ちると思いますが、宮ノ下に行きたいので、ついでにメンテナンスが必要かをチェックします☺️
作品に対する作家からの言葉が欲しいということで、以下の文章も案内看板に貼っていただきました↓
箱根山椒魚と蘭鋳
『サンショウウオは、一生の間に進化の喜びを味わう事が出来る種の一つである。
一方、およそ進化とは縁のない改良魚のランチュウなどは、べつだん彼らを羨む風でもなく、愛嬌のある珍奇な出立ちと鮮やかなおべべを身につけてきた。
サンショウウオが呟いた。
「あぁ、羨ましい・・・・」』
平賀太朗
〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕
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