【東京/大人の絵画教室】カフェ・ド・モトナミ
引き続き箱根ブログです。
昨日のブログに書きましたボックスバーガーの次の目的地が、宮ノ下にある『カフェ・ド・モトナミ』です☕️
1/2のブログにも書きましたが、私の実家でもあった個人美術館『平賀敬美術館』の看板を作っていただいたのが、カフェの店主、元波さんです。
廃業となりましたので、その看板をお返しする約束をしていました。
カフェドモトナミは元々宮ノ下の小さなバス待合所でした。
大正11年に富士屋ホテルが小田原駅前に『カフェレゾート』(バスターミナルとカフェとお土産屋を合わせた施設)を作りました。※現在はありません。
おそらくこの「カフェレゾート」が、元々宮ノ下の小さなバス待合所だった、現在のカフェドモトナミの原型になったのでは?と元波さんは語ります。
壁の色は白だった記憶がありますが、元波さんがオーナーになり、壁の色はオーカー、屋根は銅板葺に変えました。
目の前にある富士屋ホテルの外観に合わせています。宮ノ下の景観をよりよくするための配慮が感じられます。
カフェの主人の元波さんは新潟県出身で、箱根宮ノ下に移り住んでから30年ほど経ちます。
元波さんは、「宮ノ下ルネッサンスの先駆者」と言われていて、数々のアイデアで町とそこにお住まいになる人々を盛り上げてきました。
町のあちこちに野外彫刻作品が点在していて、プチ彫刻の森美術館にしたのも元波さんです。
正月の風物詩、箱根駅伝の応援イベントも元波さんとお仲間のアイデアで生まれました。
◎箱根駅伝応援イベント
これがまた面白いイベントで、私も何度かお手伝いをしたことがあります。
沿道に何百もののぼり旗を貼り、選手を応援します。
旗も絵の具の文字も色とりどりで賑やかな応援です。
旗は買うことが可能で、旗にオーナー本人か代筆で応援メッセージを書きます。
例えばこうです↓
「君の走りは残像も美しい 嶋写真館」
「パンの発酵を止めても君の走りは止まらない 渡邊ベーカリー」
↑私が勝手に作った例です。すみませんm(_ _)m
これらの旗で集めた資金で、応援後に酒や(お茶もあったかな?)名物シチューパンが無料で配付されます。
応援の仕方にも特徴があります。
沿道に数メートルおきにスピーカーを設置。DJブースはカフェ・ド・モトナミで、DJは地元常泉寺の住職。
お経の癒しを持つ住職の喉が、映像が見られない観光客のために実況します。
今年は住職の母校・駒澤大学が総合優勝でしたね😀
大学名で応援しているところが多いと思いますが、ここでは選手名で応援します。
選手どうしが近く、競り合っている場合は沿道の東西に分けて応援します。
例えば、東「太郎!」→西「次郎!」→東「太郎!」→西「次郎!」とリズムをつけて応援します。
それを仕切る応援団長ももちろん宮ノ下の住民です。
お客さんと一緒に応援の練習をするのですが、私は選手役で1号線を走った思い出があります。「太朗!」「太朗!」の声援が気持ち良かったです(笑)
宮ノ下の応援イベントは駅伝選手の中でも有名になったのか、名前で応援されて小さくピースをする選手がいたそうです🏃♂️
カフェ・ド・モトナミの店内です↓
レトロな雰囲気が宮ノ下の町に上手く溶け込んでいます。
住所 :神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下366
箱根登山鉄道 宮ノ下駅 徒歩4分
バス 宮ノ下温泉 徒歩1分
営業時間:平日10:00~18:00(LO17:30)
土・日9:00~18:00(LO17:30)
定休日 :木曜日
店内には私の作品もあります↓
↑天井画です。
金魚(土佐金)をモデルにしていますが、光が反射してひどい写真になってしまいました😅
他にも私の立体作品があります。
立体作品については、明日のブログに書く予定です。
平賀太朗
〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕
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