【東京/大人の絵画教室】トイレの神様
↑木彫の弁天様(画像中央)を購入したのでトイレ用の棚を作っています。
画像の棚は、撮影の都合上裏面になっています。
手拭きタオルを下げられる様に取っ手をつけました。
弁天様を守護するための、『沢蟹』『蛙』『河童』『ぬらりひょん』を配置します😄
七福神の一人、弁天様(弁財天)が、音楽や芸術の神様であることは知っていましたが、トイレの神様でもあることを知ったのは今年でした。
芸に関しては秋篠寺の伎芸天も有名ですね。大学の古美術研修旅行で秋篠寺へも行きましたが、立像の佇まいが美しすぎて、しばらく我を忘れて見入ってしまいました。
さて、弁天様はなぜトイレを司る神様になったのか。
その昔、七福神たちは、お屋敷の守り場所を決めるために互いに相談することになります。
その際に唯一女性の弁財天はトイレでお化粧をしていたら、会議で先にそれぞれ自分の好きな場所が選ばれ、遅刻した弁天様はトイレ担当になってしまわれたのだとか😵
七福神の担当は以下のようになっています↓
店 :大黒天
台所:恵比須神
玄関:毘沙門天
座敷:布袋和尚
土蔵:福禄寿
井戸:寿老人
便所:弁天さま
大黒天 :「俺、売り場担当でいい?…それにしても遅いな〜あの子」
恵比須神:「もうちょっと待ってあげようよ。私は台所がいいけど」
毘沙門天:「いいよいいよもう、先に決めちまおうぜ。俺は戦が強いから玄関な!」
布袋和尚:「体調悪いのかな?顔色良かったけどね。僕は座敷にするわ」
福禄寿 :「お?あの子戻ってきたね。土蔵残ってたっけ?」
寿老人 :「フフフ… コフ、コフ、、…イド」
弁天さまは、
「え!もう決まったの? や〜だ〜、も〜」
と思われたのか、
「ありがたく受け持ちます」
とおっしゃったのかは分かりませんが、せっかく6人の殿方のために身嗜みを整えていたのに、会議開始を待てないとは😭
↑エミール・ガレの作品です。実家を整理していた時に見つけたものです。
トイレに設置する棚の近くにコンセントがあり、弁天様がヨーロピアンなデザインなので、これを置いたら合うのではないかと考えています。
壁掛けの一輪挿しも付けますので弁天様が喜んでくれるといいな〜😀
ちなみにルネ・ラリックも持っていて、天井照明に使用していました。
今後私のアトリエにぶら下げようと思っています。
天国にいる母は「お前のお父さんは有名な画家なのに絵を描かないから、うちは貧乏だ赤貧だ」と私にこぼしていました。
確かに私への月のお小遣いもなく、クリスマスも誕生日もプレゼントはほとんどなく、お年玉も全て親に預け、困った時の生活費や学費は親戚からの援助を受けていましたので、子供の頃から平賀家は貧乏なのだと思い込んでいました。
ラリックのものはパリ時代に無理して買ったと聞かされていましたが、整理していたら(画像のものは高額ではありませんが)ガレだけでなく、今までに見たことのない高そうな着物や帯が大量に箪笥や収納ケースに眠っていました。
なぜこの様な高価なものを買えたのだろうかと不思議に思っています。
へそくりの神様だったのだと思うようにしています☺️
平賀太朗
〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕
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