【東京/大人の絵画教室】生徒作品
今回の作品も生徒さんの作品で、ご自宅で描かれた水彩です。
サイズはF8(380×455㎜)の画用紙です。
テーマがはっきりしていますね。
『色』よりも『線』で見せる絵画です。
線の画材は、ワックスが練り込まれている芯のダーマトグラフです。
このようなスピードのある揺るぎない線は、容易に引けるものではありません。
フランスの画家、ビュフェに作風が似ているなと思ったら、やはりビュフェを意識して描いたそうです。
↑ベルナール・ビュフェ《カフェ》
教室では、目立つ要素は中央に置かないように指導しています。ワインボトルが中央にあるので画面の動きが止まってしまう恐れがあります。
画面に粗密があり、線を左側に集中させていることと、葡萄の大きな図形の力でボトルを左に引っ張っているので許容範囲ではありますが、より良い構図は以下の画像です↓
↑ボトルをやや右に寄せることで、日の丸構図が回避され、さらにはビュフェ自慢の乱暴な線が、より密になります。
本作の生徒さんは、1人でもグループ展が開催できるのではないかと思わせるくらいに、毎回異なる作品を表現します。
「浮気性」と冗談で揶揄していますが、研究熱心ということです。
私が小学館アカデミーの講師を勤めていた時からのお付き合いで、21年描き続けています。
水彩、アクリル、油彩、パステル、和紙の水彩、コラージュなどなんでも扱えますので、製作中や添削時に、お仲間の生徒さんたちを喜ばせています☺️
平賀太朗
〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕
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