【東京/大人の絵画教室】生徒作品

query_builder 2022/10/14
ブログ
千葉県香取市

今回も生徒作品で、ご自宅で描かれたものです。

モチーフは香取水郷の名所で、細い水路には両岸を結ぶための小さな橋が幾つか掛けられています。



選んだ風景を透明水彩で描き始める時に、まずは


・軽くするか、重くするか
・線は必要か否か
・線を見せる場合の、その線の画材は何を選択するか


をよく考えなければなりません。


自身の好みで選んでも良いのですが、やはりバカンスで訪れたリゾート地の浜辺などを描く場合に、力強い線や重厚感のある色調やタッチは合いませんので考える必要があります。


本作は、歴史を感じさせる見せ方や、季節、天候、時間まで考えられていて、計画性のある作品です。



まず重厚感を出すために、全ての色に茶系を混色しています。
彩度を上げると重さが減少していきます。
また、天候や時間、季節も変わってしまいます。


余白を多く設ける軽さを排除するために、着彩範囲も広くしています。

暗いトーンを広く駆使し、わずかに射す光を大切に扱っています。

線のない水彩でもよいのですが、こちらの生徒さんは、生き生きとした線が持ち味でもありますので線を生かして正解です。

その線ですが、着彩に隠れて眠くならないように、力強く、質の良い汚しを施しています。
着彩濃度とのバランスが絶妙です。

タッチも一つとして同じものがなく、それらの形は大〜小、粗〜密の心地よいリズムを刻んでいます。



そして、最後に差し色のオレンジで作品に命を吹き込んでいます。
実際に指で画面上のオレンジを隠したり現したりしてみてください。
この色の重要性がわかるはずです。



平賀太朗

〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕

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