【東京/大人の絵画教室】講師作品
9/18のブログで生徒作品について書きましたが、作者に聞いてみたところ、やはり、水スプレーではなく、塩を使用していました。
今回のブログはその流れで『塩を使った水彩画』です。
透明水彩は、
・先に敷いたベースの色が乾かないうちに、ベースよりも濃い色水を置くとにじみ模様が生まれる。
・先に敷いたベースの色が半乾きの状態で、ベースよりも淡い色水や真水を置くとシミが生まれる。
という特性を持っています。
半乾き状態で水スプレーを噴射すると、小さな斑点が出来るのですが、【塩】を振っても同様に斑点ができます。
ただし、真水や水分の多い色水との違いは、塩の場合の斑点はノコギリの歯のようにギザギザになります。
また、半乾きを待たずに塩を振ることができます。
塩の種類によって模様の違いも生まれますので、精製塩と岩塩を用意することをお勧めします。
本作は、真水や淡い色水を敷いてから、数種の色の濃淡を作り、すぐに塩を振りかけています。
画面が完全に乾いたら、手で塩を払い落とします。
抽象画の様な作風ですが、不透明水彩で加筆すれば、
上の絵は満天の星空や宇宙、
下の絵はカニや貝、ヒトデ、魚などを描き入れれば、俯瞰の海の絵にもなります。
遊び感覚で何枚か描いたのち、「何かの風景に見えてきた」と感じたものに加筆するのも面白い方法だと思います。
平賀太朗
〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕
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