【東京/大人の絵画教室】生徒作品

query_builder 2022/09/19
ブログ
蓮の花

こちらの作品も、昨日のブログの生徒さんがご自宅で描かれたものです。

ある生徒さんへのヒントとして日本画の絵葉書を見せたのですが、生徒の皆さんにも紹介してみたところ、早速応用していただきました。


工程ですが、まず、花にマスケット(白抜きインク)を塗ります。
※マスケットインクの詳細については8/5のブログにあります。

次に、画面全体に明度の高い色を敷きます。

画面が乾いたら、葉や茎を塗り重ねます。

マスケットインクを剥がし、花を着彩して完成です。


この描き方は、背景の色が明るいので、本作のように葉の色を重ねても悪い影響を与えません。むしろ背景と馴染んで色彩の一体感が生まれます。



3枚の葉をよく見てほしいのですが、短調にならないように、それぞれ濃度や色味、にじみ幅まで変えています。
茎の色の変化にも気を配っています。



授業用のモチーフではなかったので伝え忘れましたが、自然な曲線の描き方を教えればよかったと思いました。すみません😅

曲線は、小さい、短い面積の場合は指先や手首を使ってもよいのですが、長い線を描く場合は指や手首を固定し、肘でリードするように腕全体を使用します。
手は紙に着けても構いません(プロは浮かして描く人もいますが)。

そして、息を止めるかゆっくり息を吐きながら描きます。


私の場合は息を止める方が描きやすいです。
曲線や緻密な作業、0.1ミリのずれも許されない絵を描く場合は呼吸を忘れて描いていることが多いです(⌒-⌒; )アブナイアブナイ(笑)

よし!授業用に作ります!


落款がまた素敵ですね。落款はアクセントにもなりますので絵が締まります。



昨日の作品も実験的要素のある作品でしたが今回も同様です。
いや〜驚きましたよ😵普段の作風を知っていますので、ここまで様々な表現ができるとは、、、私も講師として勉強になりました。
本作の生徒さんの作風は近々では7/28のブロブに上げています☺️



平賀太朗

〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕

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