【東京/大人の絵画教室】色の相性Ⅳ
引き続き「色には、“相性の良い色どうしの組み合わせ”がある」という内容で書き進めます。
昨日紹介したフォービズムの作品を参考に、授業で色の研究課題を用意しました。
9/7からブログで連投している『同系色と補色』をテーマに参考作品を作っています。
授業では、トップ画像の【色相環】の説明から入り、昨日のフォービズムで描かれた名画を使用して、各作品の配色の説明を加えました。
5種類の素材写真を用意し、その中から好みのモチーフ(素材写真)を選んでいただき、アクリルガッシュ絵具(不透明水彩で、乾燥後に耐水性になる)を画面に重ねていく方法を選びました。
画用紙で、形どり、デッサンから開始してしまうとその分テーマが弱くなるので省き、時短でテーマを強くしました。
夕景は写真でも『同系色と補色』が出来上がっているので、大幅に色の変更をしていませんが、「どこを変えているか」を見比べてみてください。
晴天を夕景にしてみました。
夕焼けのオレンジに合わせて屋根やパラソルなどの色を変えています。
元の写真の色は、必要に応じてそのまま残しても構いません。
人物なども、ほぼ変えませんでした。
昨日のブログにある、ジョルジュ・ブラックの『レスタック近郊の風景』を参考に作りました。
細かい描写の生徒さんもいますので、タッチも他の参考作品よりも細かくしています。
こちらも昨日のブログで紹介しましたアンドレ・ドラン『ロンドンブリッジ』を参考に描かれています。
画面をのほとんどを支配しているのは【補色】です。
空や海などの広い面積は困らないようですが、小さい図形の配色に困ったら、レッド系やグリーン系を置けば良いのです。
こちらは別テーマ(抽象画の描き方)があったので、参考例にはしませんでしたが、素材写真が良かったので、授業では生徒さんに配布しました。
こちらの別テーマについては後日ブログに書きます。
この絵は【エスキース】といって、完成イメージ画です。
【エスキース】についての説明も、いずれ説明したい内容です。
次回は同じテーマで生徒作品を紹介します。
平賀太朗
〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕
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