【東京/大人の絵画教室】授業

query_builder 2022/08/09
ブログ
等々力渓谷

前回と同じテーマです。
細かい情報が多いモチーフ(描く対象)を “簡素化させる描き方” で、木の表現を引き続き伝えていきます。

授業では、同じテーマを2回(モチーフ2種)以上続けて行います。
週1回の授業ですので1モチーフだけですと記憶しません。

絵の上達には、 “技術” と “知識” が必要です。

技術は描いているうちに身につきますが、それでも筆や絵の具などの道具の使い方を記憶することが大切です。
同時に、モチーフに合わせたあらゆる表現方法を覚えなくてはなりません。
なるべく記憶していただくためにはモチーフは2種以上必要となります。

それでも忘れてしまいます(笑)
ですが心配ありません。
公文式のように、繰り返し何度でも同じ要点を毎回伝えます。

絵面の表現は違っても、根底に流れる基礎は共通しています。

遊歩道

工程① マスキング


モチーフは『等々力渓谷』です。

余白があってもよいのですが、前回の絵に合わせて余白なしにしました。

最初にマスキングテープで画面の四辺をマスキングします。

8/5、8/8のブログにも描きましたが、画用紙の外側ギリギリまで描くよりも、少し内側に納めてゆとりを作った方が描きやすい上に、額縁に入れる際に、マット(額縁とセットになっている額装用の台紙)の窓内に、少し余白の白が入ったほうが見栄えが良くなることが多いです。




工程② 樹木を塗る


樹木はここで、ほぼ完成に近い仕上がりです。

遠景から「遠くは淡く、近くは濃く」を意識しながら、好みのグリーンを滲ませます。

いちばん奥は、遠景色の水色を混色しています。
日陰は暗い青を滲ませます。

あまり細かく写真情報を拾わずに、大づかみで明暗を捉えてください。
ウソを描いてもかまいません。
参考作品では、奥まで歩きたくなるような明るさを遠景に作っています。

慣れているかたは1回で一気に仕上げますが、ベース(下の色)が乾かないうちに滲ませたいので、無理せずに2〜3回に分けて着彩してください。



工程③ 水面、道

写真をよく見ると、苔や土、枯葉などがありますので、それらの色を自由に滲ませます。
透明水彩は、重ねた時に下の色の影響を受けますので、絵に深みを与えるために、グリーンやブラウンなどで、印象を作っておきます。

写真に苔などが無かったとしても、木の色を反映させて、色同士の連絡を作ります。統一感が生まれます。

川の描き方

工程④  川、道、杭

影の色(青み)を使用して、
にじみ(下の色が乾かないうちに次の色をにじませる)
かさね(下の色が完全に乾化してから次の色を重ねる)
を駆使しながら仕上げます。

ちなみにブルー系は、『遠景』『影』『水』に必ずと言っていいほど関わります。



工程⑤ 必要に応じて葉を入れる


前回のブロブでも描きましたが、テーマが“簡素化させる描き方”ですので、葉を点描で描かずに、ほとんどにじみの形に任せます。
点描は少し入れてもよいのですが、あくまでも『木の“印象”』として仕上げます。



工程⑥ 枝を入れる

枝は、所々切ります。日向ではなく、影の中に描き入れることがコツです。
枝を一本で長くつなげている生徒作品をよく見かけますが、魚の骨のように不自然な枝ぶりになってしまいます。せっかく色の明暗が上手くかけても平面的になってしまう恐れもあります。



工程⑦ 調整


最後の仕上げに、トーンバランス、形、配色の調整をします。
全工程に細かい要点はたくさんありますが、かなり長文になります。
早くYouTubeを開始しなければと思っています。



平賀太朗

〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。

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