【東京/大人の絵画教室】添削
今回は、ご自宅で描かれた生徒さんの作品を添削してみました。
平賀美術倶楽部では、添削は原画に直接筆を入れて添削しますが、
・原画を残したい
・原画よりも明るく戻したい箇所がある。
※透明水彩は下の色の影響があるため、色を重ねても明るく戻せない
などといった場合には、アクリル絵具で原画のカラーコピーに加筆します。
そうすることによって、改善点を原画と比較しながら2枚目の再挑戦ができるようになります。
アクリル絵具は透明水彩ではありませんが、あくまでもラフな完成イメージ画なので、物の大きさ、形、配色がわかれば良いのです。
本作は去年の作品ですが、花をテーマにブログを連投していますので書かせていただきました。
こちらの生徒さんは、他の教室でほぼ独学に近い形で習っていたかたで、平賀教室では基礎をこれから学ぶといった状況の中、一所懸命描いてくださった作品です。
現在進化中ですので、近々にブログで新作を紹介したいと思います。
まず、花を描くときに最も重要なのは『配色』にあります。
こちらのモチーフは、銀座三越、和光の反対側にある花屋さんです。
写真を見ると、確かにこの通りの配色に頼ってしまう気持ちはよくわかります。
まだ、『絵作り』『絵になる良い嘘』を教わっていないため、見たままの配色になります。
花屋でなければ問題はありませんが、では、より良くするためには何が必要かといいますと。
「花屋だからカラフルに」
を意識することです。
影の色は通常、インディゴやペインズグレーなどを使用します。
写実の場合はこれらの影(超写実の場合は少々セピアを混色)でOKですが、私の教室では、花や野菜、果物などがモチーフの場合に、
ウルトラマリンなどの彩度の高いブルー
もしくは上記の影の色にこの色を混色した色
を影や暗いトーンの場所に使用します。
花を鮮やかに見せる演出、街全体を花が買いたくなるような色調で支配する方が絵になりやすいのです。
また、花の種類や量を増やすことで絵が賑やかになりますので、商品の花が少ないと感じた場合は、これは必須です。
『写真や実景を描くのではなく、“絵”を描くのです』
という言葉を教室でよく使いますが、今後も『絵作り』のための『良い嘘』の例を紹介していきたいと思います。
平賀太朗
〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕
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