【東京/大人の絵画教室】生徒作品
花の絵の連投をさせていただきます。
本作はご自宅で描かれた生徒作品です。
もうこの作品は、なんというか、『画壇の大家』のような “巨匠の筆使い” を持っていますね!
この生き生きとした筆使い。
着彩では一発で置いていくようなタッチ、塗り残しとはみ出し、濃淡の組み合わせが、鉛筆の線とも仲良く呼応しあっています。
その鉛筆の線も同様、スピードの緩急、筆圧の強弱、太さの変化、意図的なはみ出しや残し、植物らしい揺れるような生きた線が、着彩の手助けをしています。
注意点としては、花瓶が短い線で繋ぎ合わせているので、躊躇しているように思われてしまいます。
「曲がってもズレてもいいから堂々と一発で決める長めの線を入れる」
という気持ちで描き進めた方が良くなる画風です。
今後、人工物が課題となりますが、のびやかに線を引けるかたなのですぐに修正してくると思います。
初心者では、
・形が単調になる
・単一な線で仕上げる
・形の中をきっちりと塗る(これでも良い例外はあります)
となりがちですが、全くそれがなく、生き生きとした、まさに巨匠のようなタッチですので、他の生徒さんからも今後、本作を生み出す作者から学ぶ点は多くあると期待しています。
『強調と省略』がバランスよく施されている中で、赤い花がアクセントとなって、観るものを楽しませています。
また、花、茎、葉は図形や位置の操作をしています。
絵作りもできるようになって、さらにこのような筆使いが身につくようになった時に、急にスケッチ画が楽しくなってきます。
描いているときに、楽しく鼻歌を歌っていそうな素敵な作品に仕上がりました。
平賀太朗
〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕
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