【東京/大人の絵画教室】講師作品
パリ連投です。
一昨日のブログで生徒さんが描いたパリの絵を解説しましたが、その絵と似たような位置から描いた自分の絵を思い出しましたのと、同じパリでも昨日のブログの平賀作品とは違った描き方ですので、参考までに、表現の幅を知っていただきたく書かせていただきます。
スキャン画像ではなく、写真ですので少し暗いです。
しかもピンボケですみません(⌒-⌒; )
画面の大きさはA4を少し長くした程度です。
実験、研究のための絵でした。
・天候を変える
・道の処理
・雪の表現
実際は晴れていますが、雪を降らしました。
道は、私の好きな水彩作家、春崎夫妻の幹太さんの作品からヒントを得ました。
透明水彩の特性でもある『にじみ』『しみ』を活用しています。
『にじみ』とは、、、
下に敷いた色が乾かないうちに、
水分の少ない(濃い)色を加えるとできます。
和紙をちぎったような形が生まれます。
『しみ』とは、、、
下に敷いた色が半乾きになった状態で、
水分の多い(淡い)色を加えるとできます。
中心が明るくなり、やや濃いぼんやりとした輪郭が生まれます。
石畳ですが、細かく描写せずに、春崎幹太さんの描き方を実験しました。
雪は、上記の『しみ』以外にも、3つの描き方を加えています。
・マスケットインク
・ポスターカラー
・洗い
↑マスケットインクというのは、白抜きインクのことで、水溶性ですが乾くとゴムになります。
着彩前に色を入れたくない箇所にあらかじめこのインクを塗って、乾燥後に着彩し、色が乾いたらゴムを指などで擦り落とします。
↑ポスターカラーは不透明水彩ですので、下の色を隠蔽します。
日本画の胡粉でも可能です。チューブタイプがあります。
白を含ませた筆を叩いて飛沫を作ります
↑洗いは、乾いた色の表面を真水で溶かします。
画用紙の白を強く戻したい場合には、腰の強いナイロン筆が必要です。
余白のあるスケッチ画ではなく、少し重くしたかった作品、
絵から気温や音が感じられたら嬉しいです。
平賀太朗
〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕
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