【東京/大人の絵画教室】生徒作品

2022/07/27

ブログ

こちらの生徒作品は、完成作品を再度トリミングしたのちに、余った部分を捨てずに木枠に張り直したアクリル画です。

サイズはサムホール（15.8×22.8㎝）です。

『美は細部に宿る』

作品は、細部へのこだわりも含めることで総合的に美しくなります。

本作の切り取った部分は、元は画面の端になりますが、手を抜かず、深く美しい色彩の響き合いと、生き生きとした筆使いによって表現されています。
この隅々まで妥協のない描き方によって、“切り取られても作品になる” のです。

難点は、切り取った分、情報が少なくなると絵の中の状況説明が難しくなります。

・季節
・時間帯
・天候
・場所（国は？都市部？郊外？）

などは観る人にとっても知りたくなります。

本作は、今の状態でも不足はありませんが、なおいっそう完全を望むとすれば、上記のこれらを意識した加筆が必要となります。

・季節　→季節を伝える花や実、植物など。
・時間帯→影の長さ、光源の位置
・天候　→明暗のコントラスト、全体のトーン
・場所　→建築様式、人流、人物の服装や年齢、生活様式など

写真資料がないと難しいのですが、絵作りとしてこだわりだすと、この作業が面白くなっていきます。
加筆に自信がなくても、「こうすればもっと良くなるかな？」「もっとこうしてみたい！」と考えるだけでも成長につながるはずです。

ちなみに本作は、あとから人物を加えています。

ブログを書きながら気づいたのですが、本体の作品（本作の外側）観たいですよね？
今は画像がないので、入手した時にこちらに追記編集します。
すみません(⌒-⌒; )

平賀太朗

〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部：水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕