【東京/大人の絵画教室】版画の種類

query_builder 2022/07/22
ブログ
葛飾北斎

7/17のブログでピエゾグラフという版画について触れましたが、今回は版画の種類について書いて行きます。

『版画』と聞くと、皆さんは『木版画』を思い出すことでしょう。
小学生の頃の図画工作で習ったあれです。
木の板に図柄を描き入れ、それを彫刻刀で彫ってから、残った凸部分に水彩絵具をつけて印刷する。
この技法で年賀状を作った思い出がありませんか?

他にも『版画』というと、美術大学の学生ならわかるものには、『銅版画』『石版画』『シルクスクリーン』というものがあります。

レンブラント

『木版画』が凸版なら、『銅版画』は凹版となります。
銅板に刃物を使って図柄を彫刻し、彫った部分を酸で腐食させて凹部分(くぼみ)を作り、そのくぼみにインクを詰めて刷ります。

ロートレック

『石版画』(リトグラフ)は平版で、18世紀末に石灰岩の板を利用していましたが、20世紀からはジンク(亜鉛)やアルミが主です。

板を削ることはせず、水と油が反発する原理を用いた科学的技法です。

インクをつけたくない部分に油でマスキングして、インクを弾くようにしたもの、、、図がないと言葉だけの説明では分かりづらいですね。
YouTubeで探してみてください(逃げた?(笑))

アンディーウォーホル

『シルクスクリーン』は孔版といわれるように版に穴が空いていて、穴にインクを通して紙に着色させています。

版枠にメッシュと呼ばれる布を張って、感光などによりインクが通過する所としない所を作ります。
40年ほど前、これも年賀状用などでお世話になった『プリントごっこ』という商品がありましたが、シルクスクリーンと同じ原理です。

コッカースパニエル

さて、現在私が利用している版画の登場です。

デジタル版画とも言われ、原画をパソコンに取り込んで色調節を施し、耐光性の強いインクで出力します。
カラーコピーの高級版です。

『ジクレー版画』と呼ばれていますが、機器のメーカーによっては、

エプソン→『ピエゾグラフ』
キャノン→『イメージプログラフ』

と呼ばれます。

一般的なコピー機のインクは4色ですが、これらは12色使用します。


油彩の原画からはキャンバスの生地や絵の具の凹凸まで再現してしまうので、作家が原画と間違えてプリントの方を持ち帰ったという話を聞いたことがあるくらい、本物そっくりです。
ただし、蛍光色、特にピンクの再現性は完全ではありません。

「作品としての価値はまだ認められていない」と聞きますが、デジタル版画を作る作家は増えてきています。
専用高級紙やキャンバスに印刷可能なジクレー版画、再現性の高さを考えれば作品価値も上がることは間違いありません。

今後主流となるであろうデジタル版画の進化を、引き続き注目していきたいと思います。



平賀太朗

〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕

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