【東京/大人の絵画教室】水彩筆③
今回はダガー型筆の紹介です。
平筆を斜めにカットされたこの筆、短刀を意味するように切り出し小刀のような形状の穂を持っています。
リセーブル(人工毛)とイタチ毛の混合毛で、まとまりがよく、しなやかな弾力性と色水の含みの良さがプラスされたコシの強い筆です。
画像のタッチは、ホルベイン社パラリセーブル350Dによるものです。
・穂先で細い線が描ける
・穂先を画面に置くだけで三角形やひし形が生まれる
・カット部分を画面に置くだけで線が生まれる
・カット部分を画面に当ててスライドさせると面が生まれる
といった特徴があります。
穂先で細い線を引くときに、筆圧に変化を与えれば、細筆よりも線の幅の細〜太が生まれ、含みも良いので長いストロークで草や枝などが描けます。
カット部分を画面に当てて、曲線に筆圧の強弱をつければ葉の形になるので、この筆一本で茎から葉まで描けてしまいます。
また、毛先と根元に違う色を含ませれば、グラデーションの帯を描くことが可能です。
自然物のみならず、人工物のような硬い質感のものにも適している優れものですが、やはり使いこなせるようになるまでは初心者にとっては少々時間が必要です。
まずは、落書きを楽しむ感覚で使ってみてはいかがでしょうか?
次回はファン型筆の紹介です。
平賀太朗
〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。
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