【東京/大人の絵画教室】鉛筆
前回まで『筆圧の3段階で絵になる』ことを書きましたが、実際に教室では4Bだけで濃淡を出しています。
ですが、モチーフの雰囲気や作者のイメージに合わせて鉛筆を選ぶことも大切です。
今回は、鉛筆の種類(硬度と濃度)について書きます。
私が美術大学を目指し始めた高校時代、予備校の通い始めは三菱ハイユニという鉛筆を使用していました。
品質も良く、描き味が滑らかで、芯が太く折れにくい商品でしたが、周囲が皆ドイツ製のステッドラーを使用していたので、気づけば私もステッドラーを愛用するようになっていました。
三菱ハイユニよりも芯が細いのですが、こちらも折れにくく、粒子が均一で純度も高いと言われています。
「紙へしっかり定着して均一な線を書けるだけでなく、さっとスムーズに消すことができます。摩耗が少ない、滑らかなか書き心地が魅力の鉛筆です。」
とも紹介されています。
さて、鉛筆の軸に表記されているアルファベットの意味はご存知でしょうか?
よく目にするものは、数字にHやBですね。意味は以下です↓
・H(HARD)→硬い
・B(BLACK)→黒い
Hの数字が大きいほど薄く、硬質なものとなり、
Bの数字が大きいほど濃く、柔らかい芯になります。
HとBの意味はわかるかもしれませんが、では、『Fって何だろう?』と思われるかたも多いのでは?答えは、、、
・F(FIRM)→堅固な、しっかりとした
Fは、HとHBの中間の硬さと濃さです。
ちなみにステッドラーにはEB、EEというものもあります。
・EB(EXTRA BLACK)
・EE(EXTRA EXTRA)
EBは7B、EEは8Bと同等で、昔は6Bまでが一般的だったため、こちらは過去の商品です。
現在のステッドラーは、10H〜12Bまで生産されています。
今回は鉛筆について書きましたが、近いうちに、水彩筆や透明水彩絵の具についても書こうと思います。
平賀太朗
〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕
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