【東京/大人の絵画教室】小樽デッサン
前回までのブログでは『トーンの3段階で絵になる』ということを書いてきましたが、『線の太さの3段階』を加えると絵がより豊かになります。
今回は小樽のデッサンを紹介。
トーンの3段階×線の太さの3段階=9種類の線を駆使した絵になります。
線の太さにはそれぞれ役割があります。
主に以下です↓
・太い線は、柔らかいもの(布、肌など)や曖昧なもの(雲、水など)に使用
・細い線は、硬質なもの(金属やガラスなど)に使用
・中間の線は万能で、太い線や細い線の補佐にもなる
太い〜細い線の出し方は鉛筆の芯の形状に秘密があります。
※秘密なので、ぜひ平賀美術倶楽部の体験、見学で解答を得てみて下さい、、、
って、YouTube動画(エキテンチャンネル)で思いきり秘密をばらしていますが(笑)
遠近や質感を意識しながら、それぞれの形に線の表情を加えます。
トーンはまだ入れません↓
水彩用の線もこの程度です。
下図の完成デッサンのように鉛筆で描き込んだ画面に軽く着彩しても水彩画になりますが、オーソドックスに描く場合の線の仕上がりです。
↑参考作品は、中間の仕上がりにしています。
こちらよりもっと省略したり、より写実に描き込んだりと、好みで自分らしい作品に仕上げましょう。
次回は人物です。
柔らかい質感(太い線)で肌や服を表現します。
前回の猫のように、線にスピードを持たせ、偶然できた隙間や塗り残し、はみ出しなどによる絵画的なデッサンに仕上げます。
平賀太朗
〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕