【東京/大人の絵画教室】猫デッサン
引き続き、
『鉛筆のトーン3段階で絵になる』
という教室課題紹介です。
前回は、遠近を作る練習に徹しましたが、今回は、トーンの3段階で、遠近のない単体の猫の絵を紹介します。
形の捉え方はまだ先の課題で教えますので、輪郭や毛の縞模様の形はトレース(転写)をします。
トーンの3段階=筆圧の3段階です。
今回は明暗によるトーンに加え、体毛の模様が持つ暗さも見なければなりません。
まずは、もっとも暗い箇所から、最大筆圧で描き始めます。
最小筆圧から徐々に強くしてゆく描き方でもよいのですが、なかなか最大筆圧まで辿りつかない、踏み込めない傾向にあります。
最大筆圧で先に押さえる方法が有効です。
描く対象を細目で見るとトーンが分かりますが、困った時にはモノクロモードで写真を撮る方法もあります。
今はスマートフォンがあるからすぐに確認できて便利ですね。
先述したように、プロは12段階以上のトーンを駆使しますが、今回の参考作品のように3段階で絵になります。
左×印の目の描き方は、紙に鉛筆の芯を付けたまま往復させて塗りつぶしています。
マンガやイラスト的になってしまいます。
右○印の目の場合、線を一本引くたびに紙から鉛筆の芯を離し、スピードを持たせ、偶然できた隙間や塗り残し、はみ出しなどにより絵画的なデッサンが生まれます。
生徒さんも、スピードを持たせ『乱暴に線を引く』くらいが丁度よいようです。
次回は小樽のデッサンを紹介。
トーンの3段階×線の太さの3段階=9種類の線を駆使した絵になります。
徐々に難しくなってゆきますが、教室では9種類までで、段階を増やしません。
質感もテーマに加え、お伝えしていきます。
平賀太朗
〔東京の絵画教室/平賀美術倶楽部:水彩画、油彩画、アクリル画、パステル画、デッサン、その他様々な特殊技法が学べます。入会金無し。初日から手ぶらでOK。初心者のかたから経験者のかたまでお気軽にお問い合わせください。〕
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