【東京都葛飾区/大人の絵画教室】自由制作コース生徒作品紹介(平賀美術倶楽部、初心者コース10月生募集中・経験者随時募集中)
《平賀美術倶楽部に通われている生徒作品の紹介》
本作は平賀美術倶楽部の会員さんによるものです。
前向きで熱心なかたで、絵を習い続けて20年にもなる生徒さんです。
もはや、大人の趣味の領域を超えてプロになれる絵の生み方をしています。
スタートは初心者でも学び続けると、モチーフ(描きたいと思う対象・題材)に変化が現れます。
本作も面白いモチーフですね。コンテナを正面から描いています。
モチーフの選択が脱初心者。プロ的です。
完成度の高い本作の水彩画2枚
(さらにあと2枚追加で描く予定だと聞いています)
は、なんと!
油彩画のためのエスキースです!
前々回7/17のブログでも書きましたが、【エスキース】とは、本画のための設計図です。
完成イメージ画を用意してから、エスキースと相談しながら完成へと導いていきます。
本作の水彩での技法は
・にじみ(着彩部分が乾かないうちにそのベースよりも水分濃度の低い、濃い色水を置く)
・しみ (着彩部分が半乾きのうちにそのベースよりも水分濃度の高い、淡い色水を置く)
・かすれ(筆に含ませた色水を布で拭ってから乾いた画面を筆の腹で擦る。筆を寝かせる角度で)
・しぶき(筆を叩いて筆に含ませた色水を画面に撒く、もしくは毛先を指で弾く。※喫煙者のかたは灰を落とす要領でもよい)
・画面を傾け、重力の力を借りて色を移動させる。
を主に使用しています。
水彩画と油彩画は文字どおり水と油ですので、完成イメージを正反対の性質の水彩で行ったところで果たして意味があるのかと思われがちですが、そんなことはありません。
配色、色調の確認や絵面のイメージに大いに役立ちます。
そして、私の教室では水彩も油彩も(本作のような表現の場合)技法は似たようなものだと考えています。
たとえば
「油を水のつもりで水彩画のようにたらし込み、にじみを作る」
「ベースよりも、溶き油が多いサラサラな色油をたらし込み、しみを作る」 や、上記の擦れや飛沫、画面を傾けるなども同様です。
水彩画、油彩画ともに、技法の詳細はまたの機会に必ずブログに書きます。
※アクリル画やパステル画の描き方、技法も書きます。
ちなみに、設計図の役割であるエスキースでも、「“作品”として魅力があれば、遠慮せずに堂々と額に入れて展示してほしい」と助言をしています。
本番の油彩画と、追加2枚のエスキース水彩画が楽しみです。
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