【東京都葛飾区/大人の絵画教室】木炭の粉を使って画用紙にデッサンする(平賀美術倶楽部、初心者コース10月生募集中)

query_builder 2021/07/04
ブログ
木炭デッサン

旧作でP3号程度の小品ですが、技法紹介のコーナーです。


モチーフはイギリスの港街ライ(Rye)です。
こちらの絵は、木炭で描かれています。


描画用の木炭は、画材としてどんなモチーフでも合いますが、微妙なトーンの変化が人体に合い、ザラザラとした質感は、歴史を感じさせる古びた建物や街並みが特に合います。


手順
①鉛筆(H〜HB)で下書き
注)鉛筆は鉛ですので、木炭が乗りません。描き込みすぎないように


②サンドペーパー(400番程度)で柔らかめの木炭を削り、大量の粉を皿に用意


③ベースを作る→刷毛を水で濡らし、粉をつけて、描きたいエリアまでやや淡めに塗る


④トーンを作る→明暗を確認しながら、刷毛に粉をつけて徐々に暗くする。
※この時点ではおおよその印象で終わらせる


⑤具体的にする→画面を完全に乾かし、
→暗くしたいところは、木炭やチャコールペンシルで加筆


→明るくしたいところは、練り消しゴムで抜きとる


⑥完成後→定着液(フィキサチーフやグラフィックスなど)を画面に吹き付ける



◎練り消しゴムの使い方

・そら豆くらいの大きさにちぎり、耳たぶくらいの柔らかさになるまで指でねる
・細い形は練り消しゴムをつまんでエッジを作り細く抜く
・面でトーンを変えたいときは、
練りゴムの面を画面に押し付けたり、弱めにこすったりしながら粉を取る



※まずは標準ランクの画用紙で実験しましょう。(本作はミューズ、サンフラワーペーパー)
高級紙では、メーカーによってはこの技法だと白く抜けない(練りゴムで消えない)場合がありますので、上記の紙や、F4で1000円程度のスケッチブック(ホルベインF430B -2など)がおすすめです。

木炭に水彩

完成後の画面に少し定着液(フィキサチーフやグラフィックスなど)を吹きつけてから、透明水彩で淡く着彩しても作品になります。

NEW

  • 透視図法が苦手

    query_builder 2023/10/02
  • 一点透視図法

    query_builder 2023/10/01
  • ゴールデンボンバー喜屋武さん体験学習

    query_builder 2023/09/09
  • NHKドキュメント72時間

    query_builder 2023/07/29
  • 京成らいん掲載

    query_builder 2023/05/01

CATEGORY

ARCHIVE