【東京都葛飾区/大人の絵画教室】美術年鑑の書籍に父の絵が掲載されました。(平賀美術倶楽部、初心者クラス10月生集中)
2000年に鬼籍に入った父、平賀敬も画家でした。その父の絵が書籍に掲載されました。
美術年鑑『平成の洋画1989ー2019次代への架け橋』というタイトルで、帯には「昭和から平成にかけて美術界を彩った作家たち。
その400点をこす作品図版と論文や年表、各種受賞記録を収録。
平成時代に生みおとされた、洋画、水彩画、版画の全体像を展望する。」
と書かれています。
原稿執筆の依頼があり、父との思い出を書かせていただく機会を与えてくださった美術年鑑社に感謝しております。以下が文章です↓
「着流しにパナマ帽、トレードマークでもある苺のような真っ赤な酒焼けの鼻に乗せた丸メガネ、終の棲家と決めた箱根の湯けむりが似合う出で立ちの平賀敬も、本来は文士に用いられる言葉だが、無頼派と呼ばれていた。その無頼派たちの本も好んでいたが、悪漢小説、ピカレスクの美学も経典とする敬は、諧謔こそあれ、賊心や冷笑といった気障りな目は具有していない。
口元を綻ばせてはいるものの、市井の人々の営み、人間模様をターコイズブルーのメガネ越しに視ていた瞳も、
入れ代わり立ち代わり訪れる来客に混じり、平賀屋敷での酒宴に嬉々として参加していた御燗番の私のアイレベルから数センチ上にある瞳の奥も、いつも潤んでいた。
着火したときの檀一雄や坂口安吾のような恐ろしい一面もあったが、その分、温泉よりも温かい包容力は、仏様の癒しのようでもあり、本作にもその心が現れている。
『大皿に盛り付けられる前に、せめてお別れのキスをと、フグに接吻をする観音様。』
アンコウに酒を飲ませてあげているマフィアの男も気になる。
嗚呼、涙目の平賀敬は『魚眠館異聞』の中にも居る。
平賀 太朗」
↑以上です。駄文で失礼しました。
絵画教室とは関係のない内容ですが、嬉しくてブログに載せたくなりました。
NEW
-
query_builder 2023/10/02
-
一点透視図法
query_builder 2023/10/01 -
ゴールデンボンバー喜屋武さん体験学習
query_builder 2023/09/09 -
NHKドキュメント72時間
query_builder 2023/07/29 -
京成らいん掲載
query_builder 2023/05/01